2007年09月01日

軟水と硬水

しばらくほったらかしにしてましたが、三重-1グランプリのサポート企画その二です。
水に関するビジネスアイデアを考えていたチームから、軟水とか硬水っていったい何? という質問を受けました。
硬い水とか柔らかい水と言われても、何のことだかよくわかりませんよね。


水の硬度(単位:mg/L)は、水に溶けているマグネシウムとカルシウムの量で決まります。
この量が多い水を硬水、少ない水を軟水と呼びます。
硬度の計算式は割愛しますが、WHO(世界保健機構)の基準によれば、60未満を「軟水」、60以上120未満を「中程度の軟水」、120以上180未満を「硬水」、180以上を「非常な硬水」として区分されています。
ちなみに日本の水道水の硬度は法令で300mg/L以下と定められていますが、味や使いやすさの観点から、10~100mg/L 程度を目標値として設定しています。
従って、ほぼ軟水であるといえます。


さて、水の硬度は生活にどのような影響を及ぼすでしょうか。
実際のところ、硬水は生活用水としてはあまり使いやすいものではありません。

まず飲料水として使用した場合ですが、おなかがゆるくなるということは聞いたことがあるかと思います。
硬水には多くの場合、硫酸マグネシウムが含まれていますが、これは下剤の一種です。

また、硬水ではセッケンの消費量が増えることも有名です。
これはセッケンが水中のマグネシウムやカルシウムと結びついてセッケンかすを生成してしまうためです。
しかし近年では中性洗剤や合成洗剤の開発により、上記の問題はクリアされています。

そのほか硬水は軟水と比べて、水垢を作りやすいことが知られています。
水垢は配管の詰まりの原因になりますので、場合によっては軟水化しなければなりません。
また染色むらの原因になるなど、工業的にもあまり使いやすいものではありません。


しかしアクが出やすくなるため、シチューなどの煮込み料理には軟水よりも硬水の方が向いているといわれています。
一般に洋食には硬水が、日本食には軟水の方が向いているようですが、要は使い方ではないでしょうか。


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